住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)とは?
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)というのは、
1999年に成立した
「住民基本台帳法の一部を改正する法律」
の規定によって、
地方公共団体のシステムとして構築されたもののことです。
ちなみに、2002年に開始されています。
住基ネットの具体的なシステムの内容は?
住基ネットのシステムは、
全国の市区町村の住民基本台帳をネットワーク化し、
都道府県・指定情報処理機関※において
本人確認情報を保有し、
全国共通の本人確認を行うことを可能とするものです。
※(財)地方自治情報センター(略称LASDEC)が指定されています。
住基ネットの本人確認情報とは?
住基ネットの本人確認情報の内容としては、
次のようなものです。
■氏名
■性別
■住所
■生年月日
■住民票コード
■上記の変更情報
住基ネットの管理システムは?
住基ネットでは、
全国民に11桁のコードを付け、
本人確認情報をコンピュータで一元管理します。
住民基本台帳カードとは?
住基ネットは、
2002年から開始されていますが、
2003年からは、
申請によりICカード形式の
「住民基本台帳カード」
が支給されています。
住民基本台帳カードのメリットは?
住民基本台帳カードのメリットとしては、
次のようなものがあります。
■全国どこの市町村でも自分の住民票の写しがとれる。
■恩給や共済年金などの現況届けや各種資格申請時の
住民票添付が省略される。
住民基本台帳カードに対する批判とは?
住民基本台帳カードに対する批判としては、
次のようなものがあります。
■保護法が制定される前に実施されたこともあり、
個人情報の漏洩や悪用に対する対策が整っていない
ことによる不安。
■福祉面の個人情報利用の拡大と行政の効率向上に
関わる将来構想が明らかにされていないこと。